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第1話 〜もう一つのユーフォリア〜
バーチャル世界の学園・ADENアカデミーの生徒ミラク。キズナアイに憧れてバーチャルアーティストを目指す彼女は、初めて学内でパフォーマンスを披露する日の朝を迎えた。緊張の面持ちで家を出たミラクは、学園内にある温室にたどり着く。そこには、神秘的な雰囲気をまとった男子生徒が佇んでいた。何か話しかけようと思案するミラクに差し出されたのは、一杯の紅茶。不思議と緊張が解け、ひと息ついたところで授業に間に合わないことに気が付く。慌てて教室へ向かうミラク。初パフォーマンスの幕が上がる——。
第2話 ~出会いの引力~
キズナアイに一歩でも近づきたいと願うミラク。全力でパフォーマンスを披露するも、自らの実力不足を痛感する。落ち込むミラクだが、キズナアイのパフォーマンス映像に背中を押され、ADEN内の新たな空間に足を踏み入れる。そこで出会った丸っこいフォルムのアバター・まるまる(ミラク命名)といるうちにうたた寝をしてしまったミラク。何かの気配を感じて目を覚ましたミラクの前には、見たことのない少女が現れる。クリスと名乗る彼女は、「ミラクに興味がある」と告げる。
第3話 ~ステージへの第一歩~
バーチャルアーティストの最高峰・ラピンドールを決める「バーチャルグリッドアワード」のエントリーが始まった。ADENアカデミーでの予選突破の条件は、課題曲を披露し学園内で上位15人にランクインすること。ADENが用意した課題曲は、オリジナル歌詞に変更することができる――そのルールを聞いたミラクは、元の歌詞のまま上手くパフォーマンスする方法を思案する。クリスとともに上位に入るヒントを学園内で探し、配信に挑戦するミラク。すると、ノエルから突然呼び出される。
第4話 ~混迷のアンダンテ~
ADENで人気のバーチャルアーティスト・ノエルに「中途半端」だと一蹴されてしまったミラク。落ち込みながらも、自身の甘さを自覚して精一杯練習に打ち込んでいた。クリスとまるまるに見守られながら、特訓を重ねるミラクは、自身のパフォーマンス中のトークスキルが足りないことを実感する。苦手なトークの克服のために、クリスも巻き込んでトーク動画の配信を始めるミラク。しかしうまく言葉がまとまらず、配信事故状態になってしまう。意気消沈のミラクは、初めてパフォーマンスをした日に訪れた温室にまた足を運んでいた。
第5話 ~言葉の色~
「バーチャルグリッドアワード」予選通過のため、試行錯誤を重ねながら動画配信を続けるミラク。ついに動画の再生回数が上がり、そのままランキングも大幅アップ!と思いきや、現実はそう上手くはいかない。伸び悩むミラクは学園内で一人呆けていると、勢いよく自分の元にやってくる人影に気が付く。現れたのは、以前ミラクの配信を見てきつい言葉を投げかけたノエルだった。ノエルは有無を言わさぬ態度で、ミラクをどこかへ連れて行こうとする。たどり着いた先は、ADENのレッスン室で――
第6話 ~完璧の理由~
「楽曲とバーチャルアーティストとのつながり」の大切さをノエルから教わり、これまでで一番手ごたえのあるパフォーマンスを披露できたミラク。配信をみた人たちの心にも響き、少しずつではありながらランキングも上昇していた。前より自信を持つことができるようになったミラクは、オリジナル歌詞を制作することに意欲をみせ、また、ノエルも作詞に挑戦するよう声をかける。しかし、ノエルは自身の過去に基づく「完璧」へのこだわりから、一歩踏み出せずにいた。
第7話 ~葛藤のバトルフィールド~
「私、自分探しの旅に出る」突然クリスはミラクたちにそう伝えると、どこかへ去って行ってしまった。不審に思ったミラクたちは、クリスが実は謎めいた存在であることに気が付く。ノエルの一声でクリスについて調べることにしたが、過去の個人配信などを見ればみるほどますます謎は深まっていく。それから一週間が経ったある日、ミラクの元にクリスから一通のメールが届く。久しぶりの再会を果たしたクリスは、なぜか全身ボロボロの姿。果たして彼女の身に何があったのか――
第8話 ~憂いのティータイム~
ノエルのパフォーマンスは圧倒的な支持を集め、ランキングもついに10位圏内まで届いていた。さらに、クリスも配信を続ける中で着実に予選圏内に近付いてきている。一方でミラクは、依然としてランキングが伸び悩んでいた。そんな中、ミラクたちはADENから学内イベント「アルティメット」の話題に。フォーゲルボードでのレースという一見「バーチャルグリッドアワード」には無関係に思える内容だが、それはADENの全生徒に注目される機会――いわばミラクにとって逆転のチャンスを意味していた。
第9話 ~予測不能のアルティメット~
ADENアカデミーでは、XRテクノロジーコースの生徒が作成したレースゲーム、通称「アルティメット」が開催されようとしていた。1位を獲得した生徒には、特別ステージでのパフォーマンスの権利が与えられる。ランキングを大幅にアップするチャンス!と意気込むミラクたちだが、一筋縄ではいかないゲームシステムに大苦戦。さらに、頭脳明晰で強力なライバル・リズには序盤から大幅にリードされてしまう。1位の座に輝くのは、一体どの生徒なのか!?
第10話 ~私らしくの意味~
惜しくも「アルティメット」の1位を逃してしまったミラク。それは、全生徒の前でのパフォーマンスのチャンスを失ったことも意味していた。焦るミラクは誰かのアドバイスを求めようとするが、「人に頼ってばかりで自分がない人間」だとリズに一喝されてしまう。ランキングが停滞した上に、リズの言葉が胸に突き刺さったミラクは、自分のパフォーマンスを見失ってしまう。「ミラクらしくない」とクリスやノエルは心配するが、ミラクの配信は迷走の一途をたどっていた。
第11話 ~True color~
オリジナル歌詞を完成させたミラク。完全復活したミラクの笑顔に安心するクリスたちを傍目で見るまるまるは、嬉しさだけではない複雑な感情を抱いていた。「バーチャルグリッドアワード」には出場しないまるまるだが、本当は出たいのではないかと気にかけるミラク。そんな中、バーチャル配信イベント「シャワーオブサウンドフェスタ」の開催が知らされる。出場条件は、2名以上のユニットであることのみ。そこでミラクは、まるまるを誘ってみようと考えるが――
第12話 ~運命のステージ~
「バーチャルグリッドアワード」予選もいよいよ佳境をむかえていた。ランキング圏内まであと一歩のミラクは、最後の追い上げでベスト15入りを目指す。コラボライブのために、ミラクはクリス、ノエル、リズ、そして新しい仲間・クオンとの5人でPathTLiveを結成。いざライブに向けて盛り上がりを見せるミラクたちだったが、突如学園の方針が変わり、コラボライブの選択が不利な状態に。仲間同士でも不穏な空気が漂いはじめ、早くもチーム解散の危機が訪れる。
第13話 ~激戦のプレリュード~
バーチャルグリッドアワードADENシード本選、スタート!--ミラクを始めPathTLiveのメンバーは無事全員予選を通過し、これまでの出会いや数々の葛藤を振り返り懐かしんでいた。しかし、クオンだけがなぜか浮かない顔をしていた。そんな中、バーチャルグリッドアワードの出場権をかけて行われる、ADENシードの本選のルールが学園長・オーリスから告げられる。その内容に驚きを隠せないミラクたちPathTLiveの前に姿を現したのは、予選ランキング上位入賞者の面々で…。
次回予告
第14話 ~決意のデパーチャー~
バーチャルグリッドアワードADENシード本選の審査内容は、「ユニットバトル」!当然PathTLiveの5人で出場したいと思うミラクをよそに、メンバーはそれぞれの想いを抱えていた。そんな中、クオンがランキング上位者ばかりで構成された最強ユニット・BRT5に加入するよう声をかけられる。「変わりたい」と強く願い、自分の進むべき道について悩むクオン。PathTLiveとBRT5。クオンが選ぶのは――?一方、意外な人物がミラクに声をかけてきて…。
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第15話 〜わたしだけのザイル〜
BRT5の配信を見るために集まったミラク、クリス、ノエル、リズ。そこにBRT5の新たなメンバーとして現れたのは、なんとクオンだった!PathTLiveでユニットを組んでADENシード本選に挑むことが当然だと思っていたミラクは、動揺を隠せない。そしてクリスもまた、別の複雑な想いを抱えていた。二人で浮かない顔をしていると、ミラクのもとに意外な人物からのメッセージが届く。とある場所に招待されたミラクは、クリスについてくるよう声を掛けて――。
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第16話 ~Answer~
クオンのBRT5加入について、ノエルも様々な想いを抱えていた。エリート家系で育ったノエルは、かつてミラクとの関わりを経て、己の家族へのコンプレックスを克服した――と思っていた。しかし、クオンの影響でノエルは忘れていたはずのコンプレックスを再び刺激されてしまう。普段と様子の違うノエルを気にかけ、連絡をとるリズ。リズがノエルを連れて行った場所とは…!?一方、気持ちを新たにしたクオンだが、ミラクとニスカのコラボライブを見てしまい…。
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第17話 ~片思いのライバル~
ミラクとニスカのコラボライブが行われ、BRT5のメンバーはそれぞれが違った想いを抱いていた。一見バラバラにみえるBRT5だが、目指す先は同じ。そんな中、ADENの文化祭「CHEER UP」がスタート!その名の通り、この文化祭はADENシード予選通過者たちへの応援イベントも兼ねていた。通過者が一緒に様々なゲームに挑戦したりコラボライブを披露したりと、ライバルたちでありながらも和やかな時間を過ごす。ゾーイとBRT5のサラは実は幼馴染で…。
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第18話 ~初めての感情~
クリス、ノエル、リズとともに文化祭を楽しんでいたミラクは、ソフィアから一緒に回りたいと声をかけられる。しかしクリスが、なぜか拒否反応を起こし断ってしまう。そんな中、XRテクノロジー科の生徒が作成したカードゲームでリズとソフィアが対決することに。何事にもリサーチと分析を欠かさないリズと、幼い頃からプログラマーとして活躍していたソフィアとの頭脳対決。どんな化学反応がみられるのか!?
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第19話 ~それぞれのソリチュード~
ADENの文化祭が盛り上がりをみせるなか、一人キャンバスに筆を走らせるニスカの姿があった。ニスカはBRT5を脱退した当時、ジェシーに許さないと言われたことを思い出していた。ニスカの脱退を未だに受け入れられないジェシーの気持ちに気づいたヒメナ。ヒメナはジェシーをコラボライブに誘い、自分の想いを伝えることの大切さを話し、ニスカへの告白を手伝う。一方クオンは、BRT5のメンバーに徐々に受け入れられているが、気がかりなことがあり…。
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第20話 ~羽ばたきの行方~
文化祭も後夜祭の時間が近づいていた。そこで行われる催し、「バタフライファイヤー」。文化祭でのデータを蝶の羽にのせてデリートする、いわゆる儀式のようなもので、その蝶に願い事を書き込んで消すと願いが叶うという。それぞれの願いを蝶に込めるミラク達。他の予選通過者も後夜祭を通して自身の願いと向き合っていた。その中で、ミラクは憧れのキズナアイに背中を押されある決意する。そしてついに本選にエントリーするユニットが決定!
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第21話 ~友情のシューズ~
ミラクの想いが通じクオンがPathTliveに戻ってくることに!そしていよいよ始まったバーチャルグリッドアワード・ADENシード本選ユニットバトル。学園長・オーリスよりパフォーマンス順が発表された。トップバッターに選ばれたのは、セアとジュア二人のユニット・VICONIC。昔からの幼馴染でお互いへの強い想いを持ちながら切磋琢磨してきた二人のパフォーマンス、乞うご期待!
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第22話 ~未知数の私たち~
ADENシード本選、2組目のユニットはソフィア、ゾーイ、ヒメナの三人組・3DM8。もともと幼馴染のVICONICとは異なり、ADENで知り合ってこの本選を通過するために組まれた。3DM8の頭脳であるソフィアは、驚きの練習方法をチームに提案するなど、人並み外れた技術や洞察力を持ち合わせていた。ソフィアに対してオーバーリアクションで感嘆するヒメナ、まったく動じないゾーイ。何から何までかみ合わないように見える彼女たちだが――。
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第23話 ~絶望のタイムリミット~
VICONIC、3DM8に続いてパフォーマンスするのは――PathTLive!ハイレベルな二組を目の当たりにし、焦りながらも奮い立つミラクたち。よりよいものが届けられるよう発表当日まで楽曲を作成し、PathTLiveの想いが一つになっていく。その一方で、学園長室では評価基準について正反対の考えを持つオーリスとエイダとの間に不穏な空気が流れていた。そしてついに、二人の間にひずみが生じて――。PathTlive結成以来最大のトラブル発生!?
出場メンバーの絆がPathTLiveのピンチを救う!!
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第24話 ~希望のコネクション~
ADENのネットワークが何者かにサイバーアタックを受け、完成までもう一息だったPathTLiveの楽曲は、データがまるごと消失してしまった。さらにミラク達はバーチャルエリアから出られない事態が発生。脱出するためには、これまでの思い出、そしてとある存在自体を失うリスクがあった。決断を迫られるミラクたち。果たして彼女たちはどの道を選ぶのか?そしてADENシード本選の行方は――。
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